実家の庭木を放置するリスクとは?施設入居で主を失ったミカンの木と手入れの話

どう進める?【実家の片付け】

96歳の祖父が施設へ。空き家状態になった実家の庭に起きた異変

別居の祖父が高齢のため施設に入ることになりました。私の家は婿入りだったため、父のお父さんにあたります。

祖父は当時96歳。歩くこともできましたし、耳も遠くない。96歳にしてはかなり元気な方でしたが、やはり足腰は弱っており、自分一人で生活を成り立たせることは困難でした。

そこで実家を離れ、施設に入居することになったのです。

毎年「100個以上の実」をつけていた自慢のミカンの木

祖父の家には、大きなミカンの木が数本生えていました。 ものすごくおいしい実がなる木で、しかも毎年、数え切れないほどたくさん実を付ける木だったんです。

収穫の時期になると私にも声がかかり、子供を連れてよくミカン狩りに行きました。

本当にいっぱい実がなっていて、100や200どころではありません。子供も大喜びで収穫を楽しみ、我が家では毎年の恒例行事として楽しみにしていました。本当においしいミカンだったんです。

祖父がいなくなった途端、ミカンの木に異変が起きた

しかし、祖父が施設に入った次の年のことです。 「そろそろミカンの時期だな、今年もいっぱい実をつけているかな」と思っていたのですが、信じられない話を聞きました。

なんと、ミカンの木になった実は、全部合わせて「たった3つ」だけだったそうです。

あんなに多くの実をつけていた木が、たったの3つ。

びっくりしました。どうやら祖父がいた頃は、こまめに手入れをしていたらしいのです。

私はその「手入れ」というものを、どこか侮っていたのかもしれません。少しぐらい手入れがなくても、例年通り勝手に実がなるものだと思い込んでいました。

「育てるものは、手をかけてやることが大切」

この話を聞いた施設の祖父も、本当に悲しそうにしていました。 「家のミカンを食べたかった」と。

あんなに元気だった祖父も、やはり施設での生活は寂しかったのだと思います。

自分が手入れしてきた庭のこと、住み慣れた家のこと。あの甘いミカンを食べることで、自分の居場所を確かめたかったのかもしれません。

祖父はこう言っていました。 「なんでも育てるものというのは、少しずつ手をかけてやることが大切なんだ。枝を少し切ってやる、そういう手入れに応えてくれて、実がなるんだよ」

私は本当に甘く見ていました。木も、主がいなくなって放置されると、これほどまでにあっという間に応えてくれなくなるものなのかと痛感しました。

プロの「手入れ」で戻った、祖父の笑顔とミカンの実

このままではいけないと思い、適切な季節を見計らって、専門の業者さんにミカンの木の手入れ(剪定)をお願いしました。

プロの方にしっかり手をかけてもらった結果、どうなったか――。

なんとその年、また例年と同じように、たくさんの実がなったんです!

施設にいる祖父に、また実がいっぱいなったミカンの木の写真を見せました。

祖父は写真の中の、以前のように実がついた木を見て、本当に、本当に嬉しそうにしていました。そして、届けてあげたミカンを「美味しい、美味しい」と言って食べてくれました。

実家の庭木を放置して悩んでいる方へ

実家が空き家になったり、親が施設に入ったりすると、どうしてもお庭の手入れは後回しになりがちです。でも、放置すればするほど、木は荒れ、元に戻すのが大変になってしまいます。

もし私と同じように「実家の木をどうしよう」と悩んでいるなら、一度プロの業者さんに相談してみるのが一番の近道かもしれません。

色々調べてみたのですが、例えば「お庭110番」のようなサービスなら、24時間受付で見積もりは無料だそうです。まずは相場を知るためだけにでも、一度プロの目で見てもらうのはありだと思います。

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あの時、思い切ってプロに任せて、また祖父に家のミカンを食べてもらえて、本当に良かったと思っています。

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